CINE BASE M15

コンパクトタイプのシネカメラ用サポートシステム

小型カメラに高品質のズームレンズを取り付けた場合、カメラの重心は前になり、マットボックスを操作しようとすると前倒しなってしまいます。そのため、ヘビーデューティー三脚を使ったり、後部に重たいバッテリーや録音装置を取り付けてバランスを取ったりしています。それではカメラ自体が軽量になっても意味がありません。このCine Base M15は総重量を増やさずに、軽量のままバランスが取れ、どんなカメラワークにも迅速に対応できるようにデザインされています。
  • ユニットの組み合わせ

    シネベースM15 は、スーパーベース、カメラスペーサー、ダブテイルバランスプレートの3つの主要ユニットから構成されています。
  • 業界標準のスーパーベース

    スーパーベース部分はアルミの削り出し加工により精確でしかも堅牢、長期間の使用を保証します。30cmのアルミ製標準レールと、延長用20cmレールをつなげて、業界標準の50cmレールになります。

    スーパーベースの両サイドには強固なデュアルロックレバーがあり、これでロッドを固定します。

    スーパーベースの底部には、さまざまな種類のカメラやマットボックスなどを取り付けるように1/4”と3/8”二種類の取付ネジ穴があります。

    スーパーベースのスムースなスライドアクションは勘合部のデルリンによるもので、容易なカメラポジション調整を可能にします。

    スーパーベースの後部にはバネ内臓の大きなレールスライドロックレバーがあり、これで前後の動きを確実に固定します。

    カメラサポートプレートにはセーフティーロックが取り付けられています。カメラスペーサーをスーパーベースに取り付けると、自動的にセーフティーロックがかかります。

  • ダブテイルバランスプレート

    アリ溝での精確な勘合によるスライド方式のカメラバランス調整が可能なダブテイルバランスプレート。アルミブロックから機械加工によって仕上げられ、バランス調整範囲は23cmと広範囲。

    バランスプレートからスーパーベースが抜け落ちないようにユニークな安全装置が付いています。取り外す際にはマウントプレートの両端のバネ内臓のロックを横にスライドさせます。

    各種雲台に取り付けられるように1/4”と3/8”の二種類の三脚ネジ穴があります。

  • カメラスペーサー

    レンズの光軸にカメラの高さを合わせるためのスペーサーで、アルミブロックから削り出しで作られています。底部のダブテイル型の勘合でガタが無く、スーパーベースにカメラスペーサーをしっかりと保持します。AG AF105, Sony F3, NEX-FS100用の3種類があります。

    カメラスペーサーにはそれぞれのカメラのネジ径に合うように数種類の穴が設けられています。この穴を利用してカメラを取り付ければ、容易にカメラが動くことはありません。

    カメラスペーサーはスーパーベースに取り付けるとそこでしっかりとロックされます。

    より一層強固に固定する場合は、底部横にあるネジを締めてください。バネを内蔵した3/32”のネジでスーパーベースを確実にロックし、カメラの動きを固定します。