Axella SX・Horseman

ホースマン Axella SX

微動付きデジタルビューカメラ

ホースマンAxella SXは各種デジタルカメラ、デジタルカメラバックを装着し、自在なアオリ撮影を可能にするL型ビューカメラです。フロント側（レンズ面）、バック側（センサー面）両方にチルト、シフト、スイング、ライズ/フォールのアオリ機構を搭載し、フロント側には微動フォーカシング機構、バック側には微動シフト機構が搭載されています。

特　長

豊富なアオリ量

ホースマンAxella SXは、フロント・バックアオリ共に、スイング±45度以上／チルト±45度以上、ライズ／フォール上下各30mm、シフト左右各30mmという豊富なアオリ量を持っています。十分なイメージサークルを持つ大判カメラ用レンズとの組み合わせでよりクリエイティブな表現が可能になります。

最短フランジバック41mm*

ホースマンAxella SXは最短フランジバック41mm*を実現。デジタルカメラバック使用時には、HR ディガロンS 23mm等のデジタルレンズが使用できます。ビューカメラでは不可能とされていたデジタルバックでの広角撮影を実現しました。また、キヤノンEF/ニコンFカメラマウント使用時には蛇腹を伸ばして210mmレンズも使用可能になります。
*ハッセルブラッドVマウント装着時

微動シフト / 微動フォーカシング

マイクロドライブ式による左右各5mmの微調整ができます。
マイクロドライブ式による前後各5mmの微調整ができます。

軽量・コンパクト

金属製ならではの堅牢性と優れた耐久性を保ちながら、限界まで軽量・コンパクト化に挑戦、実現しています。重さはたったの2.9kgを実現。レールを外してコンパクトに収納することができます。

Made in Japan

ホースマンAxella SXは、全ての部品を国内で生産、加工し、全ての行程で厳しい基準に基づいて生産管理されています。

理想のカメラワーク

画軸支点アオリ

ホースマンAxella SXのチルト/スイング軸はデジタルカメラのセンサー面に設計されている「画軸支点アオリ」です。バックアオリを使用しても中心部のピントや構図のズレが起こりません。アオリ使用後の画像、ピントの再調整^*1の必要がありませんので、スピーディな撮影が可能です。

*1
Aの写真をチルトアオリを使用して撮影する場合、チルト軸がセンサー面からズレていると、Bの写真の様に構図やピントのズレが起こり、再調整が必要になります。

MFD機構搭載

M.F.D.（メインフレームドライブ）機構は、画軸支点アオリをさらに進化させ、主体枠部を平行移動させる可変システム。チルトアオリにより、斜めの被写体にピントを得る場合、被写体のポイントが画面の中心よりズレている時、チルト軸の位置を30mmの範囲内で移動させることができます。被写体のポイントはスケールにより正確に設定できます。ホースマンAxella SXはこのM.F.D.機構を使用したライズ/フォールを採用しており、チルトアオリを使った撮影でピント合わせ後のフレーミングの微調整に活躍します。フロント部ではレンズ面に対して平行に、バック部ではセンサー面対して平行に移動します。このためチルト操作によって設定されたフォーカス面は維持されるので、ピントのズレが生じません。縦方向のステッチングも容易に行えます。

たて位置/よこ位置の切り替えが
ワンタッチでスムーズに！

カメラマウントにあるノブを回すだけのワンタッチ操作。レボルビング機構により、カメラのタテ位置/ヨコ位置の切り替えが簡単スムーズに行えます。カメラマウントにあるノブをゆるめ、カメラを回すだけのワンタッチ操作！いつでも自由にフレーミングを選択できます。
フロントチルト前後各45°以上、スイング左右各45°以上、バック部にライズ・フォール各30mm、シフト左右各30mmの豊富なアオリ量を備えています。ギアコントロールシステムの採用で宝飾品の撮影やデジタルアーカイブ等、シビアなピント調整が可能になり、さらにパースペクティブのコントロールも無理なく行え、理想的なカメラワークが実現します。

リンホフ規格レンズパネルを使用